会期ギリギリで、ほりほりと、NAKEDさん手がける「TOKYO ART CITY」という展示を見にいって来ました^^!
そんなに広くはないヒカリエのホールに、異次元空間のような仮想の「TOKYO」が出現!
まさに近未来★
地面にも映像が投影されていて、自分の足の下を車が動いて行ったり、標識が表示されていたり^^
ファンタジーな空間で、めっちゃワクワクしました♡
今回の展示の目玉は、NAKEDの代名詞ともいえる東京駅を使ったプロジェクションマッピング「TOKYO HIKARI VISION(今やクリスマスの一大イベントになった、東京ミチテラスの記念すべき第1回)」の再現!今や普通となったプロジェクションマッピング、実はこのNAKEDという集団が、日本で初めて大々的にプロモーションしたんですよね><!私は当日現場には行ってないのですが、ニュースで初めてプロジェクションマッピングを見た時のあの感動は忘れられません!
今回の展示では、実物より小さなスケールで東京駅が忠実に模型で再現されていて、そちらに映像を投影する、という形でした★
ぜひこの感動を皆様に!とプルプルしながら動画撮ってきて、めっちゃ手ぶれしてたから、わざわざ手ぶれ補正までしましたよっ笑!
行けなかった方、ぜひご覧あれ!!!
今回の展示のコンセプトは「都市とはアートである」。この考え方がとても素敵だったので、ホームページより、展覧会の本文をご紹介します。
“アート”という言葉には、常に逡巡がつきまとう。それは、永らく積み重ねられてきた歴史と先人の営為、そしてそれにまつわる言説によるところが大きいのだろう。 英語の“art”の語源はラテン語の“als”であるが、さらに遡るとギリシャ語の“techne”に帰着する。“techne”という語は、いわゆるnature~自然に対置される人間の技や技術を意味する。 artを接頭語に持つ言葉……例えば「人工的な」などを意味する“artificial”なども、こうした経緯を踏まえると、ごく自然に理解できるであろう。 artが“自然”ではなく、「人によって積み重ねられた営為」によるものであるとしたとき、「都市とはartである」という主題が出現する。なぜなら、“都市”とは、単に高層ビルが立ち並ぶ人口密集度の高い行政区分を指すわけではなく、人が集まり、積み重ねてきた営為の集積そのものだからだ。 「都市にアートを」と「都市とはアートである」という語は、似て非なるものである。過去/現在を含みつつ、都市の未来は存在する。本展示は、そうした「アートとしての都市」がどのようなものであるのか、を可視化する第一歩である。
私なりに要点をまとめるなら、「アート」という言葉は言葉の語源を紐解いていくと「自然」に対しての対義語であり「人工のもの」という意味とほぼイコールである。
ならば人が集い、人が形作っている「都市」は、その存在そのものが「アート」と呼べるのではないか、という話です。
で、そんな「アートな都市の未来」を作っちゃったぜ!という展示のよう( ^ω^ )
確かに、芸術は常に人が作り出してきたものであり、意外と身近にあるもの。
特に東京はたくさんの入り組んだ路地、きりたったビル、色とりどりのネオン、美しく着飾った個性的な人々、あちこちで流れる動画、改めて俯瞰してみてみると、まさに「アートな街」だなと思います^^
渋谷をテーマに作られた模型作品もありました!
渋谷はこれからどんどん再開発で、アートで刺激的な街に変わっていく予定★
そのわくわく感が、とっても伝わる展示でした!!!
NAKEDって、映画作ってたんだね!?
あともう一つ発見だったのは、NAKEDが元は映像制作会社だったということ。以前はショートmovieや普通の映画を制作していた会社だったらしく、しかしその道でなかなか成功できず…。
でも、「映像の力はもっとすごいものだ!」という強い想いと、「むしろ映画館にとらわれず、都市に映像を投影しちゃった方が面白くないか!?」という新しい発想から、冒頭のプロジェクション・マッピングという新しい手法が生まれます。
今は飛ぶ鳥を落とす勢いで、様々な展示を企画しているNAKEDさんにそんな燻っていた時代があったのかと、なんだか勇気づけられました。
そんな、色々な事を考えさせられたTOKYO ART CITY展、好評につき6月から、TOKYO DOME CITYで2倍のスケールになって再登場するらしいので、リアルに見たい方は行ってみてください★
▼NAKEDさんのTOKYO ART CITY特設ページ。
読み応えのあるコンテンツたくさんです♪
http://tokyoartcity.tokyo/
0コメント