本日は、日本デザイナー学院 校友会 SO-ZO-Ne(ソーゾーン)主催の「大人を学ぶ学校」というイベントを開催しました( ^ω^ )
校友会とは、日本デザイナー学院の同窓会組織で、同窓会や卒業式の謝恩会、卒業生のための様々なイベントを企画運営しています^^
その活動の一環として今年始まったのが、この「大人を学ぶ学校」。
学院に通っている間を「デザインを学ぶ」時期だとすると、卒業してからのこの時間はみんな「大人を学ぶ」時期なのではないか、という_φ( ̄ー ̄ )
大人を学んでいる最中のみなさまに、もっと素敵な大人になっていただくべく!今回は、日本デザイナー学院の卒業生でもある、中谷日出先生にお越しいただき、講演をしてもらいました!!
中谷先生は、日本デザイナー学院→NHKに入社された異色の経歴の持ち主!
今話題のAIの話から、アートディレクターとしての話まで、色々なお話をしてくれました。NHKの解説員をされていたという経歴にふさわしく、とってもお話が上手で引き込まれる講演でした。見習いたいです!
こちらは、中谷先生のアバター。中谷先生の言葉に合わせて動きます。
中にAIが搭載されていて、今、中谷先生の思考を学習中だそうです。中谷先生が亡くなってしまったあとも、このアバターがいれば、中谷先生の思考どおりにアドバイスや助言をしてくれるんだとか!すごい!
もう数年後、数十年後の未来にはきっと、人類のほとんどがこのアバターを持つ世界になるんじゃないかという話がありました。
アバター、ネットやゲームに興味がある人にとっては、すごく身近ですもんね。
そのうち、会議もアバターがネット上に出てきて、3Dの空間の中で打ち合わせが出来るようになるんでしょうね〜!
えーっと、AI関係の話については、かなり面白いネタが色々あったのですが、かなり内輪というか、業界の舞台裏の話っぽいのが多くてネットで公開するのが憚られるので、ここに書くのはやめておきます笑
講演を聞きにきた人の特典ということで!!!
ちなみに今回、「大人を学ぶ学校」初めての開催でしたが、40人弱くらいの方が講演に集まってくれました^^!
次回はもっと集まりますように♪
AIにデザインは取って代わられるのか?
最後に質問の時間があったので、今回一番聞いてみたかった事を聞いてみました。それは「AIにデザインは出来るのか?」という問題です。
単純なシステムや作業は今後AIにどんどん取って代わられていく、という予想が出ていますが、クリエイティブな仕事はまだ時間がかかると言われています。
しかし、数年前に「レンブラントの新作を、機械学習したAIが描いた」という記事を私は目にしたことがあり(↓こちらの動画です)、クリエイティブ業界もおちおちしてらんないな〜と思っていたのです。
質問してみたら、軽く
「AIは近い将来、デザインも出来るようになります」
と答えが返ってきました笑
そりゃそうだ!
でも中谷先生いわく、「AIはもちろんデザインが出来るようになる。しかしAIと同じ土俵に立ってはいけない。そもそもAIの方が能力が高いのだから。敵対するのではなく、それを認めた上で、どうやったら一緒に協力してもっと面白いものが作れるのかを考えたほうがいい。」という回答でした。
中谷先生は、新しいものが好きらしく、これまで新しいものが出てくる度に、その最新のものに手を出してきたのだとか。携帯電話もインターネットも、出始めの頃に、すぐに技術を習得して、第一線の情報を得てきたらしいです。
何事も、最初のうちは、周りの人からとても奇異の目で見られます。あの人は頭がおかしいレベルに見られることもあったといいます。
でも、今では携帯電話もインターネットも、当たり前に生活に溶け込んでいて、なくてはならない物になっていて、そのサービスを見越した新しいビジネスが展開されています。AIも、ゆくゆくはそんな感じで少しずつ社会に溶け込んでいくのかなぁと思いました。
結局は「人」に立ち返るんじゃない?
また、講演が終わった後は、参加者の方々と近くの居酒屋で懇親会があったのですが、その時に、日本デザイナー学院の漫画科の先生と席が近くになり、その先生が仰っていた事が、私の中では結構すとんと腑に落ちました。
漫画業界でも、ここ数年、デジタル漫画の流行が久しく、アナログ漫画はなくなるのではないか、という懸念があったそうです。でも、やはりアナログはアナログの良さがあり、デジタルでは真似できない何か、がそこにはあるそうで。
雑貨やその他のモノも全て同じで。
機械化が進み、工業的にすんぶん違わないデザインや雑貨が増えていく一方、逆に手びねりの陶器や手作りのガラス細工、職人の技は、それはそれで味があるのも事実で。
だからAIがいくら進化して、デザインを作れるようになったとしても、人のココロが通ったデザインはなくならないんじゃないか、という話になりました。
うん!それが一番しっくりくる未来像だな!( ´∀`)
そしてきっと、そんなデザインが得意なAIをさらにデザインする、AIデザイナーとか、そんなAIをたくさん抱えるAI専門広告代理店とかが、きっと出てくるんだな^^!
2017年はAI元年と言われています。
これからきっと、すごい勢いでAI絡みの製品やサービスが出てきます^^
それらとどう付き合うか、一度考えておいた方がいいかもしれませんね!
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