高校時代、周りの意見に流されるまま
某大学を受験した私。
高校の先生が作った予想模擬テストが
神がかり的に効果を発揮してくれたおかげで
(数学、ほぼ同じ問題が2問も出たのですっ!!!)
無事に合格する事ができ、大学生になりました。
大学生の時って、本当に何も考えてなかったなー笑
将来の夢も何も具体的な事は決まってなくて
ただ共通のカリキュラムを消費して…。
2年生の時に、より深く研究するため「研究室」を選ぶのですが
その時も、「絵とか美術館とか好きかも〜^^」という
軽い理由で「美学美術史研究室」に進学。
簡単に言うと、美術館の学芸員さん
(展覧会の企画や作品の保存などする人)か
研究者になるための研究室ですね。
ボッティチェリやフィリッポリッピといった
フィレンツェの画家の絵画の話を聞いたり
教会の構造を研究したり
お寺に行ったり仏像を解体したり掃除したり
とっても貴重な経験をいっぱいさせていただきました!
学部4年の時は実習の授業で
福岡アジア美術館で展覧会を企画開催させてもらったりして
本当に実践的で楽しい研究室でした!
マドンナたちのフィリピン展 ー2006年ー
私は研究対象に「アルフォンス・マリア・ミュシャ」を選び
彼の人生についての論文を卒論で書きました。
ミュシャは、1900年前後に活躍したチェコ出身の画家で
フランスで花開いたポスター画家として有名です( ´ ▽ ` )ノ
日本には大阪に
かなり多くの作品を国内で、いつでも見る事ができます。
彼の線画的なテイストと優美で繊細なタッチに
日本でもファンが多いですよね!
以下、私の好きな作品をいくつかご紹介♡♡
★ 黄道十二宮/1896年 リトグラフ
★ 百合の聖母/1905年
★ 月:四つの星/1902年 リトグラフ
★ 自然《La Nature》/1899-1900年
いや〜やっぱり、今見ても好きっ♡♡♡
そんなこんなで、楽しいキャンパスライフを送っていた私ですが
もし学芸員になるとすると
院に進んで、論文を学会で発表し続けて、認められて、美術館に採用される、
というルートが通常なのですが
大学院に進むほどのお金も熱意もなく…ww
普通ーーーに、就職の道を選びます。
ただ、一つだけ、後日後悔した事があるんです。
大学時代、私は教職を取らなかったのです。
なぜかというと、なんとなく「美学美術史」に進んだのですが
この研究室は実技は教えないため
美術の先生の資格は取れなかったんですね。
(美大じゃないからww)
なので、先生になるなら
「美学美術史」の必須単位のほかに
教職で教える科目(例えば国語とか社会とか)の単位とを、
平行してW取得しなければならなかったのです!!!
そんなの無理だーーー!
と、途中で気づき、泣く泣く教職は諦めたのでありました。
事前の準備や下調べって、とても大事ですね(泣)!!
つづく
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